見本と内容紹介
見本と内容紹介
src="http://www.kikoshobo.com/dravidian/images/spacer.gif"
日本語版監修者のことば

このたび、4年の歳月をかけて、ようやくオックスフォードの『ドラヴィダ語語源辞典』の日本語版を上梓することができた。 本書にも書かれているように、ドラヴィダ語は数十の言語からなる語族である。その中でもタミル語は、古代の文献、例えば日本の『万葉集』にあたる『サンガム』や紀元前にさかのぼるといわれる文法書『トルカーッピヤム』などの資料が豊富で、いわばドラヴィダ語族の中心に位置する言語である。原書はこのタミル語を中心として、その語源を探ろうとするもので、学術的価値は非常に大きなものがある。
タミル語に関しては、1980年代以降、日本語との系統関連が日本語学者である大野晋氏により研究され、その成果が2000年に『日本語の形成』(岩波書店)として出版されている。いまだに広く認められるに至っていないようだが、音韻対応、語彙対応、文法対応などがそろって存在し、決して無視しうる学説ではない。
本書出版の動機は、この点の研究に貢献したいと考えたからである。
本書自体は原文に忠実に翻訳してある。また利用者の便宜のため、英語をも併記し、原書より緻密な索引、殊に和?度の索引を制作した。また2色刷にして利用者の視認性を高めた。
本書が日本語研究の一助となることを願ってやまない。

田中 孝顕
src="http://www.kikoshobo.com/dravidian/images/spacer.gif"

たなか たかあき : 1945年1月6日生まれ。國學院大學卒業。『トルカッピヤム』(イラックヴァナー著)、『口語タミル文法』(ハロルド・シッフマン著)、『ドラヴィダ語言語学入門』(カミユ・ズヴェレビル著)などを私家版として翻訳。クレオールタミル語の研究に携わる。

src="http://www.kikoshobo.com/dravidian/images/spacer.gif"
gotop.gif